今から、３６年前
初めてテニスを教えた頃の相手は
ちょうど、子育てを終え、自由な時間が出来た
３５歳～４５歳くらいの主婦達でした

年代的にも、自分の歳の２倍くらいに当たる人を
練習で教えて、試合で出来なかったら
『お前ら、こっち来い！』って平手打ち
『何で教えたのに出来ないんだ！』って、キレまくっていた

また、高校のインターハイ選手達と試合をさせて
負けたら、スクワット１００回なんて当たり前だった

よくこんなコーチについて来たもんだと
今振り返ると、怖ろしい気もする

この時も、技術は無いけど、
真剣にテニスを強くさせたいって思う気持ちが、こう言う行動にでたのか？

久しぶりにあった７６歳の主婦に聞いてみると
確かにあの頃、厳しかったけど、あの頃の仲間と今でもテニスが好きで
週に２日はやってるし、プレイしてても、皆から５０代ぐらいに見えるよ
って、言ってもらえる、昔、頑張ったからだね！ってさ～

今は、試合には出なくなったけど、生活の中で楽しんでいる

３６年間、テニスを教えてきて、感謝されるのは
１番が『歳をとっても、健康』であるって事
２番が『仲間との繋がり』があるから、子供が独立しても寂しくない
３番が『テニスを教えてる』自分が教えられた時の事を思い出して
　　　練習を工夫しながら、孫や、近所の子供達にテニスを教えてるとの事

何か？嬉しくなるね～
優勝した時や、強くなった事に対しての、感謝ではなく

健康で、楽しい仲間が居て、テニスが大好きで、それをまた伝えていく

これがテニスの、最大の財産だと思う
但し、これは、テニスが強い弱いとは関係なく、
日々の努力の継続上に成り立つ

ヒーローも、７６歳になった時
同じ事が言えるように、頑張ろう
昨日の自分に、ちょっと勝てるように！