2008年10月29日
沖縄の格言
家習る 外習
(やーなれーる ふかなれー)
家庭でのしつけは、外に出たときにあらわれる。
家庭でしっかりしつけられている人は、
外に出ても礼儀正しく良い行動がとれる。
容姿や 皮どぅ やる、肝心 第一
(かーぎぐゎーや かゎどぅやる、ちむぐくる でーいち )
外見はその人の皮の部分、中身が大事です。
外見で判断してはいけない、
心が伴っていなくては良い人物とはいえないよ。
人為や我為
(ちゅたみぃや、どぅーたみぃ)
他人に親切にすること、何かと教えてあげることなど、
人に何かをしてあげた分だけ、自分に帰ってくるものだ
人ぬ高や 世間ぬどぅ 計ゆる
(ちゅぬ たきや うまんちゅぬどぅ はかゆる)
人の値打ちを決めるのは自分ではなく、
世間が決めることだ。
学問知っち、物ー知らん
(しめーしっち、むのーしらん)
いくら学問・学歴を積もうとも、
物の道理や礼儀などを知らなくてはどうしようもない。
銭ぬ 利や 夏葛ぬ 這いん 様
(じんぬ りーや なちかだぬ ほーいん ねぇ )
利息は、夏のサツマイモの葉がぐんぐん伸びて生い茂るように、
いつの間にか増えていくものである。
これは、お金を借りるなという意ではなく、
借りたお金は、一刻も早く返せと言っています。。
砂糖ぬ 甘さとぅ、コーレーグスぬ 辛さ 取れー 何すが
(さーたぁぬ あまさとぅ こーれーぐぅすぬ からさとぅれぬーすが)
砂糖から甘さ、唐辛子の辛さ、それを取ったら何の意味も無い。
人それぞれの個性を奪ってはならない。
個性を尊重する事の大切さを説いた言葉。
掃除ぇー 祈祷代ーい
(そーじぇー ちとーがーい )
掃除をして清潔にすることは、
神仏に祈るのと同じことであるという。
焦がちねー 物病んじ すん
(あしがちねぇー むぬやんじ すん )
あせった行動をとった時、失敗が続いてしまい、
物を壊してしまったり、
体を壊してしまったりと、
いいことが無い
昔は、こう言う格言を通して
家庭でも、教育してたんだよ
学校教育にまかせっきりになるまえはね!
それで足りないと言って、塾やスポーツに行かせる
ほんとは、家庭教育放棄が、
地球温暖化よりも問題じゃないかな?
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