ジュニア達を教えて、３７年の時が過ぎた
最初の頃、１２才以下で優勝してたジュニアも
もう少しで、４０歳になる。

この子が子供の時、試合のたびに、
お母さんがフェンスにがぶりより、後から愚痴愚痴言う、
もう、これが最悪、顔を見るだけで、プレーが崩れてくる
すると、余計に愚痴愚痴言う、
声が聞えるたびに、鳥肌が立ち嫌がる。

お母さんを呼んで、プレイが悪くなるのは、あなたのせいだ！って言った
『私も、解っているわよ、でも、言わずにいられない。』との事だった。

それから、ときが過ぎ、子供だった子は、大人になり
結婚して、子供が出来、テニスをやり、強くなっていった
すると、プレイしてるコートの後から声が聞えた
母になった彼女の姿があった。

しばらくして、彼女の子供は、テニスを辞めて、新しい夢に挑戦していった、
これが、面白い事に、お母さんが娘をサポートして、
凄く幸せな関係を作っている、多分この子は夢を掴むだろう。

人は、不思議な側面を持っている
子供の時、自分が親に対して、嫌だと思ってた事を
自分が親になった時、同じ様にしてる気がする。

それは、親の立場側から見た景色と
子供の立場側から見た景色の違いから生れる。

子供は、ジャンプして大人達の見てる景色を見ようとする
なんどもジャンプして、成長と共に少しずつ見えてくる、だけど疲れる
子供が大人の目線に近づくには、時間が掛かる。

所が、大人目線で、子供に伝えるより
大人が、膝をついて、子供目線に合わせて、大人の知識を伝えたら
子供は、おおいに成長するんじゃないかな？。

『大人は、面倒臭がらずに、しゃがんで、目線を合わせて話す。』
これが、大人も子供も、幸せになる方法だと思います