小禄中女子のサマースクールを教えている途中で、
舞海は、県の夏季大会ダブルス１４歳以下に出てて
決勝戦を頑張ってる頃だな～と考えていた、

ランチタイムが終わり、午後の練習が始まり、
３時ごろに、舞海がやって来た、
顔を見たら、どうやら、優勝したような顔をしてるので
あえて、聞かずに練習に入った、

すると、なんかウダウダした動きをしてる、
『私は決勝戦で頑張って優勝したから、疲れてるんだよ！』
なんて思ってるから、こんな動きになるのだ、

『やる気が無いのは、コッチこい、火葬場までランニングだ！』
って、走らせた、こいつの事だから、途中まで行って、
道が解らんかったから、戻って来たって言うかもね、
最悪の場合は、ココストアでアイスを食べてるかも？
もう９年も付き合ってるから、行動が解る、予定通りでした。

優勝するって事は、通過点に過ぎない、
大人達の中にも、人生の勝ち組、負け組みなんて
生きてるうちから、有頂天になり、私は勝ち組と
思ってる地点で、もう失敗が始まってる、

本当に勝つ人は、勝った時はなお、心を引き締めにかかるし
勝ち組なんて思わない、ちょっとした油断から転がり落ちる、
そういう怖さを持っている、

勝ち組、負け組みなんて人生には無い、
勝利は通過点に過ぎないのだから！

今日、舞海は休んでいた、熱を出してるとの事
多分、インチキした罰があたったのだろう！

ナイターの練習中の時、美海と舞海が来て、
オニギリを１個ずつ作って来てくれた、
美海のオニギリは、形と大きさが整っていて、怪しい
雑な美海が、こんなに上手に作れるのは？って思ったら
型を使って作ったらしい、
舞海のオニギリは、超でかくて、味噌が飛び出てて
コンチキショウって握った感じだけど、
二人らしさが出ていて、最高に美味しかったです、
お陰で、夜ご飯が食べれなかったよ。
『