朝起きたら、やっぱり熱があるようだ、３７，７度ある
ナースさんが、氷枕を持ってきてくれ、気持ちいい、

手術の順番、待機中、お昼以降になるって言うけど、
手術に入る前に、麻酔が入るから、これから明日の昼までは
何も書けないね～

午後２時、ついに、手術室に呼ばれた、
そこは映画の世界と同じ？っと思いきや？
手術室まで、点滴の器具を押しながら歩いて行った、
そして、手術室のドアが開き、ドクターやナースが何やら忙しくしてる、
『此処に寝てください！』って、その後、色んな器具を装備され、
眩しい電気が当てられ、『麻酔入ります』って言って１分もしないうちに暗闇へ、

気がついたら、薄暗い通路、うん？今から試合が始まる
通路を抜けると、眩しい光の中から、大歓声がワ～～と聞こえてきた
見渡しただけでも、３０００人の観客が待ち構えて居た、
相手選手は？日本人の普通の中年のオジサンっぽい？
名前は？堤？聞いたこと無い？ウォーミングアップ後、試合開始、

サーブも絶好調だし、相手に振られたショットも、ストレートに流したり
面だけで、鋭角に打ったボールが決まり、６－１で、ファーストセットを取る

セカンドセットに入り、堤選手が、脅威の粘りを発揮しはじめ、
サービスキープのシーソーゲームから、１ブレイクされ４－６
なんじゃ～コイツ、超シブトイ

ファイナルは、スーパーライジングで決めのテニスだ！頑張るぞ！
一歩踏み込んで、打点を前で打ち抜く、ヨッシャ～、堤選手が追いつけない、
ゲームは５－１、『後、１ゲーム取れば勝ち、』
所が、この１ゲームが中々取れない、決まったと思うショットが数ミリアウト、
５－２，５－３，５－４と追い上げられて来た所で、
『玉城さん、終わりましたよ、』　　『いや、まだ終わってない！』
『玉城さん、終わりましたよ、』　　『いや、まだ終わってない！』
『玉城さん、手術終わりましたよ、目を覚まして下さい！』　
って声に急かされて、目を開けたら、ドクターやナースが笑ってるので
此処は？天国か？って思いました、２時間３０分の戦いです、
どうやら、腹回りの脂肪が邪魔で３０分オーバーしたそうです。
生死をさまよってる時、こんなに、テニスが好きなのか？自分でも感心しました。