２５年ほど前、フランスのクーニャンクールの蚤の市で、
蚤のサーカスを見た、人だかりが出来てるので、
かき分けて覗くと、ピエロの格好をした人が、
虫眼鏡を差し出した、それで、台の上を見てみると、
蚤が、糸の上を歩いてる、『只それだけ？』って聞くと
ピエロが答えた、蚤は自分の身長の２００倍も跳ぶ、
ヒーローだと１６３ｃｍだから、３２６ｍも飛べるんだよね、

他にも、自分の何十倍もある車を引いたり、
人形を動かしてダンスをしたり、凄い、力持ちでもあるんだ。

その蚤を、ビールジョッキを蓋にして飼う、
時々自分の血を分けてあげて育てる
蚤は、異動しようと跳ぶと、ジョッキの底のガラスにブツカリ、
イテテテテと頭を痛める、何度も飛ぶけど酷い目にあう！
ジョッキが水のみグラスになり、オチョコになり
最終的にはガラスの皿で飼うと
蚤は、跳ぶのが怖くなって、歩き始めるらしい！

これを見たヒーローは思いついた、

『テニスも一緒だ！』沖縄に帰って来て直ぐに応用した、
ボレーを教える時、振り過ぎるな！もっとボールを良く見て！
膝を曲げて顔を近づけて！足を出せ、足を！
なんて言っても、本人は、ちゃんとやってるつもり、
これを気づかす為に考えたのが、ペンダントラケット
ラケットのヨークの部分から、１３０ｃｍのロープを通し
括って、ペンダントを作る、そして、ボレーをさせると、
大きく引くと自分の首を絞めて苦しい、
手を伸ばして打とうものなら、頭の後ろにロープががツンと当たり
足を出さずには居られない、ローボレーをしようとしたら、
ロープが首に巻きついてしまうので、どうしてもボールの高さまで
目線を落とす以外ない、そして徐々にロープの長さを短くしていく、

また、頑張りたくない人を、無理にでも動かすには？
センターに立って、『ハイ！』の掛け声で、サイドラインを触って
戻って来る、２秒後にはセンターに向かってコーチがボールを打ちつける
遅い人はこれに当たる、誰も当たらないで１０連続出来るまで！ってやる
すると、どんな人でも、一生懸命に走る、ノミのサーカス大作戦、最高だよ！
壁を作るのも自分、壊すのも自分って事だね。